2023年5月 バラ輝石探し

2023年5月 バラ輝石探し 趣味

これまでバラ輝石はマンガンと一緒に産出すると思って
何カ所かマンガン鉱床の付近を探しては何も成果が得られなかったことが多々
マンガンの副産物を狙うのを諦め、バラ輝石がメインで産出する場所を探そうと
いつものように地質図から近場で産出する場所をサーチ

有名鉱山跡はあってもメインでの産出は見当たらず
片道100㌔程離れた所にメインで産出する場所を見つける
ほいほい行ける場所じゃないので入念に下調べをして準備する

天候は晴れ

曲がりくねって見通しが悪い峠を越え山を抜け
また山肌に沿って移動すること3時間くらいの道筋

文字にするとたった2行で到着
有名な場所らしく画像を見れば、どこか察しがつくと思われる場所
ありがたいことに駐車場とトイレ完備
事前情報によると水量によっては水中を歩くかもしれないらしいので長靴持参
別ルートで近くのお寺から行くルートも考えたが道中長かったのもあり
川沿いルートから目的地まで行ってみる

初めての場所で合っているか不安で様子見を兼ねて少し歩いてみる

落ちている石は片麻岩が目立つがマンガンやバラ輝石はなし


有刺鉄線で囲まれた場所も確認、フェンスの横を通れば問題なく先に進める
場所が合っていることを確認して一度駐車場に戻って支度する

ここは川遊びに興じる家族連れに人気スポットらしく
思ったより人が多い
川なのに山歩きの格好をして少々小恥ずかしい
こういう時に限って微笑ましく挨拶をしてくれる人が多数

ファミリーゾーンを抜け、有刺鉄線を抜け、
川幅は変わらず、歩ける面積は狭くなくなってくる

崖の向こう側を確認すると水中を歩かないと行けない区画
水量が少ないとは言え、水が溜まっている場所で目測で太ももは浸かると思う水深
持ってきた長靴は、ホームセンターに売っている膝下くらいの普通の長靴
水に対して甘い考えはよくない
濡れたくないし、長靴もただの荷物と化し、困った
けっこう急で足場も悪そうに見えるが、崖を登って行くことに
もし同じ場所に行こうとしている人がいたら胴長をお勧めする

ようやく石を割った痕跡を発見
この先は行けなさそうなので、ここを起点に辺りを探索してみる

探索前に昼食休憩がてら周囲の石を調べると
やけにギラついた石がゴロゴロ落ちてる珍しいからキープ

探索再開
沢の遡上は踏み固められた場所もあり歩きやすい
両側が崖になっていて崩れている箇所が何カ所もあり崖登りは危険
割った石はそこらじゅうに転がっているが良い残り物は見当たらず
ちょっと視点を変えてありそうな場所を物色

時間も時間で帰ることを考え帰る
ファミリーゾーンは来たときよりも人が増えていた

感想

有名所らしいので根こそぎ採り尽くされているのを心配したが、そんなことはなかった
いままでマンガン鉱床からバラ輝石を探していたけ実物のマンガン鉱を見れたのは収穫
インカローズ並みの上物はなかったが、先人が割ったロードナイトならそこそこ落ちていた

ギラついた石が気になってアプリで調べたらクロム片麻岩という結果がでた
合っているかは分からないけど、そんなものか程度に留めておく

持ち帰って磨いてみようと思った手頃なバラ輝石の欠片
磨く前に写真を撮るのを忘れていたミス
手磨きのみで400番から2000番の紙やすりまで研磨
ピカピカに光沢でるまで磨くのは諦め欲しい人にあげたので手元にはない

アクセス悪く現場に着くまでが困難で次行くかどうかは不明
探索時間は短かったが近場では見られない石が豊富で楽しかった場所

error: Content is protected !!